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次亜塩素酸ナトリウム溶液と次亜塩素酸クレアスの比較

次亜塩素酸ナトリウム溶液と次亜塩素酸クレアスは、名前は似ていますが異なる性質を持っています。

どちらも除菌する時や、お掃除の時に使用するイメージがありますね。

次亜塩素酸クレアスは次亜塩素酸分子(HOCl)を多く含むのに対し、次亜塩素酸ナトリウム溶液は次亜塩素酸イオン(OCl-)を多く含むため、除菌や殺菌力、殺菌のメカニズムにも違いがあります。

この機会に違いを理解して、お掃除の時などに使用してみてはいかがでしょうか。

次亜塩素酸ナトリウム溶液とは?

次亜塩素酸ナトリウム溶液(NaClO)とは、水酸化ナトリウム水溶液に塩素を反応させることで生成され、次亜塩素酸ソーダとも呼ばれています。

pH値はアルカリ性で、殺菌作用と漂白作用があり、カビ汚れや機器の消毒などに使用します。

皮脂を分解したり、たんぱく質を溶かす作用があるため、使用する際は素手で触らないよう、ゴム手袋が必要です。

もしも手に付いてしまったら、水でしっかり洗い流しましょう。

また、高い濃度で使用したり、酸性の液体と混ぜると有毒なガスが発生するため、取り扱いには十分注意が必要です。

次亜塩素酸水とは?

次亜塩素酸水(HClO)とは、塩酸と塩化ナトリウム水溶液を電気分解させる方法と、次亜塩素酸ナトリウムと塩酸を混合して生成する方法があります。

pH値は5.0~6.5と酸性を示し、除菌作用や消臭作用があります。

除菌や消臭を行うと水に戻る性質があるため、皮膚に直接触れても人体に影響はありません。

希釈して濃度を薄めても菌やウイルスへの除菌力は変わらないため、気にせず使用することができます。

エアコンの清掃や、まな板やスポンジなどキッチン用品の除菌、トイレの消臭など様々な用途でも使用できます。

食中毒の原因になるo-157などの大腸菌や黄色ブドウ球菌、ノロウイルスやインフルエンザウイルスなど、幅広い菌やウイルスにも効果があります。

次亜塩素酸クレアスとは?

クレアスは、次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)に塩酸(酸性)を加えて、適した濃度に水で希釈調整することで生成されます。

本来は次亜塩素酸ナトリウムに塩酸などの酸性剤を混和させることは、有毒なガスを発生させるため危険ですが、これを安全かつ安定的に混和する技術が開発されたことにより、クレアスが誕生しました。

クレアスは一般的に流通している除菌・消臭材と比べて、除菌成分(次亜塩素酸ナトリウム)の量が2倍あるため、高い除菌効果が期待できます。

pH値は5.5~6.5であり、次亜塩素酸分子(HOCl)の量が多く含まれています。

この次亜塩素酸分子(HOCl)は、菌の細胞膜を透過して不活性化させ、即効性が高く、短時間で効果が期待できます。

下記の様々な場所で、いつでも利用できます。

・お部屋の空間除菌・消臭

タバコの臭いの消臭、衣服やカーテンの臭いの消臭、ペットの獣臭の消臭とゲージ類の除菌、生ごみの消臭など

・水回りの掃除

まな板やスポンジ等のキッチン用具の除菌、お風呂場の黒カビ、ヌメり予防など

・外出時の除菌・消臭

食事前の手の除菌、トイレの便座の除菌・消臭、ドアノブや手すりなどのウイルス対策など

次亜塩素酸ナトリウム溶液と次亜塩素酸クレアスの比較

次亜塩素酸ナトリウム溶液と次亜塩素酸クレアスには、いくつか違いがあります。

取り扱う際は、安全に注意して正しく使用しましょう。

次亜塩素酸ナトリトム水溶液次亜塩素酸クレアス
化学式次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)主成分である次亜塩素酸(HOCl)
pH 値8.6~9.5
次亜塩素酸イオン(OCl-)を多く含む
5.5~6.5
次亜塩素酸分子(HOCl)を多く含む
除菌・消臭力高濃度で効果を発揮する一般に市販されている次亜塩素酸ナト
リウム溶液と比べて、80倍以上の除菌
力があり、ほぼすべての菌やウイルス
に対応できる幅広い殺菌力がある
殺菌のメカニズム細胞膜を透過することができないため、
菌の外側から作用し、時間をかけて細胞
膜を破壊する
菌の細胞膜を透過し、内部の栄養素やエ
ネルギー源を変性または消費させて、
死滅または不活化させる
安全性皮脂を分解させる作用がある為、使用す
る際はゴム手袋を使用し、直接触れない、
使用には注意が必要
直接触れても影響はない
におい強い塩素臭微かな塩素臭
残留性ヌルヌル感があり、塩素やアルカリ成分が
残留するため、しっかりと洗い流す
塩素の力で体内の微生物などを酸素破壊、
その後即座に水に変化する性質がある為、
水洗いや拭き取り作業の必要がない
可燃性燃えない燃えない
使用用途カビ汚れや機器の消毒などウイルスの感染予防やお部屋の臭いの消臭、
食器や水回りの掃除、洗濯物や浴槽の除菌
など
その他塩素系漂白剤や殺菌剤に使用される温度が60℃以上になると、成分が分解され
やすくなり、効果が薄れてしまう

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